防災用品にエアーマットが必要かどうか、代用できる物やおすすめのエアーマットは何かについてご紹介しています。
災害時に避難所や車中で寝る時にマットがないと痛そうですよね。

荷物が増えるのは困るけど、必要なら入れた方がいいのかな?
防災用品の準備にエアーマットを入れるかどうか・・・こんなお悩みはありませんか?
そこでこの記事では、災害時にエアーマットは必要かということについて詳しくご紹介します。
結論!防災時にエアーマットはあった方がいい
- 防難所の床は固く冷たいので、高齢者や腰痛・関節痛がある人にはこたえる
- 健康な人でも避難所の固い床では十分な睡眠が取れないので、心身の疲労が蓄積していく
- エアーマットがない場合は毛布やタオルケット、レジャーシート、段ボールなどで代用できるが難点もある
- おすすめの防災用エアーマットは車中泊用や高断熱タイプ、足踏みで空気入れができるタイプなど
では、順にひとつずつ説明していきましょう。

ぜひ参考にしてくださいね
防災用のエアーマットは本当に必要?
災害時に防災用のエアーマットは絶対に必要かというとケースバイケースになりますが、あった方がいいと言えます。
なぜならば、防災用のエアーマットがないと、次のような弊害があるからです。
- 寝返りが打てず、体がバキバキになる
- 冷えによって免疫力が低下する
- 疲れが取れず、日中の行動に影響が出る
- 精神的にイライラしやすくなる
特に冬場は床からの冷気が深刻です。
断熱性がないと、風邪をひいたり、体調を崩してしまうことがあります。
さらに、睡眠の質が下がると、判断力や集中力も落ちるので、避難中の安全にも関わってきます。
そういった事態に備えて防災用のエアーマットは準備しておくと安心です。
防災エアーマットが必要なケース

防災エアーマットは本当に必要かどうかは、人や状況によって違います。
次の場合は、防災用のエアーマットを準備しておくと安心です。
- 高齢者
- 腰痛や関節痛がある人
- 小さな子供がいる家庭
- 車中泊や屋外避難を考えている人
ひとつずつ詳しく解説していきます。
高齢者
高齢者の方が避難する場合、エアーマットはあった方がいいでしょう。
避難所の多くは体育館や公民館です。
特に体育館の床は固い上に冷たいので、高齢者の身体には負担が大きくなります。
毛布は配布されますが、それだけでは十分とは言えないでしょう。
エアーマットがあるだけで寝心地が違ってきますよ。
腰痛や関節痛がある人
高齢者と同じように腰痛や関節痛がある人も、エアーマットがあると安心です。
固い床で寝ると腰痛が悪化することがありますし、背中に痛みを感じる人もいます。
避難生活が長引くと腰痛や関節痛が悪化する恐れもあります。
症状を悪化させないためにも、エアーマットは準備しておきましょう。
小さな子供がいる家庭
小さな子供にも柔らかい寝具は必要です。
避難所の固い床では十分な睡眠が得られないことがあるので、子供のためにエアーマットを用意しておくといいでしょう。
車中泊や屋外避難を考えている人
避難所ではなく車中泊やテントを張っての屋外避難を検討している方も、防災用のエアーマットはあった方がいいと言えます。
その理由は次の通りです。
- 車中泊は車内の床が水平ではないので寝心地が悪い
- テントのシートだけでは、地面のでこぼこや湿気が伝わって眠れない
- 季節によっては寒くて眠れない
特に避難生活が長引くと、車のシートだけではいい睡眠が取らなくなります。
防災用エアーマットとして代用できる物は?
防災用のエアーマットはあった方がいいのですが、まだ準備できていない時や、持ち出すのを忘れた時に代用できる物をご紹介します。
それぞれにメリット・デメリットがあります。
詳しく解説していきましょう。
座布団やクッション

メリット
座布団やクッションは1枚だけでは腰の下に敷く程度ですが、腰痛がある方や身体が小さい子供なら布団代わりになります。
また、落下物から頭を守る防災頭巾の役割も果たしてくれます。
デメリット
エアーマットの代用にするなら1人に複数枚必要になります。
家族が多い場合は何枚も準備しなければいけないので、かさばるのが難点です。
毛布やタオルケット

メリット
毛布やタオルケットは身体をくるんで暖を取ることができます。
デメリット
エアーマットの代用にするには薄くてクッション性に欠けます。
また、かさばるので防災袋に入れて持ち出すのが困難なのがデメリットだと言えます。
厚手の衣類

メリット
ダウンジャケットやセーターなど厚手の衣類を寝る時に敷いてエアーマット代わりにすることができます。
また、寒い時期は着込んで身体を温めることができます。
デメリット
敷く場合は十分な広さが確保できないので、エアーマットの代用とするには不十分でしょう。
レジャーシート

メリット
レジャーシートは地面の湿気を通さないので、屋外避難でも使えます。
軽くて折りたたんで持ち運べる点もメリットだと言えます。
デメリット
薄いのでクッション性や断熱性に欠けるのがデメリットです。
レジャーシートと毛布を組み合わせるなどの工夫が必要になります。
ヨガマット

メリット
ヨガマットはクッション性があり、湿気を通さないメリットもあります。
すべりにくい素材が多いので、体育館の床でもズレずに使うことができます。
デメリット
ただし、持ち運ぶには重いのが難点です。
段ボール

メリット
段ボールの紙は波打っていて、その間に空気が入ることで断熱効果やクッション性が生まれます。
そのために避難所用のベッド素材としても使われています。
段ボールベッドがない場合でも、段ボールを広げて床に敷くだけでエアーマットの代わりになります。
デメリット
湿気に弱いので、濡れないように注意が必要です。
また、耐久性に乏しいので使っているうちにボロボロになってしまうことがあります。
新聞紙や雑誌

メリット
新聞紙をくしゃくしゃにして複数枚を敷くと、断熱性やクッション性が得られます。
雑誌も何冊かを並べて敷くとエアーマット代わりになります。
デメリット
それだけでは固いので、他の物と組み合わせる必要があります。
また、湿気に弱いので濡れないようにしましょう。
おすすめの防災用のエアーマット
防災用のエアーマットは、普段は丸めて収納できるタイプや軽くて持ち運びに便利なタイプなど使いやすいものがあります。
ここではおすすめの防災用エアーマットをご紹介します。
ご家庭の状況に合ったものを選んでみましょう。
高断熱のエアーマット

季節によっては避難所が寒く、夜眠れないということがあります。
そんな時、断熱性が高いエアーマットなら寒さを和らげることができます。
断熱性能はR値をチェック
R値とは断熱性を示す数値のことで、これが高いほど断熱性があると言えます。
こちらのマットは「R値」が高いタイプで、極寒の環境でも使えるのが特徴です。

本体は軽いので、災害時の持ち出しも簡単にできます。
また、空気入れ袋を使うことで簡単に空気が入ります。
\ 寒い避難所や車中でも安心! /

車中泊用マット

高反発ウレタンが入った厚さ8cmのエアーマットです。
車内のでこぼこが気にならないので、ゆったり休めますよ。

空気はキャップを外すと自動で入ります。

使わない時は収納袋に入れておけるので、保管や持ち運びも楽々です!
\ 車中泊だけでなく避難所でも使える! /

足踏み式キャンピングマット

キャンプ用のエアーマットですが、空気は足で踏んで入れるタイプです。
息を吹き込んだり、ポンプで空気を入れたりする必要がないので、誰でも簡単に設定できるところが特徴です。

普段は小さく丸めて袋に入れることができるので持ち運びも簡単!

アウトドア用として作られたものなので丈夫なところもおすすめポイントです。
\ 空気入れが簡単なのでどこでも手軽に広げられる /

ダブルサイズのエアーマット

ダブルサイズのエアーマットなら、子供同士で寝たり、親子で一緒に寝たりできます。
大きいサイズですが、使わない時は小さく収納できます。

添い寝が必要なお子さまがいる場合や兄弟で使いたいといった時に準備しておくといいでしょう。
\ 親子や兄弟で身体を寄せ合って休めます /

防災用エアーマットは本当に必要?まとめ
この記事では、防災用のエアーマットが必要かどうか、エアーマットがないとどうなるのか、また、エアーマットの代用品として使えるものは何か、そしておすすめのエアーマットについてご紹介しました。
結論!防災時にエアーマットはあった方がいい
- 防難所の床は固く冷たいので、高齢者や腰痛・関節痛がある人にはこたえる
- 健康な人でも避難所の固い床では十分な睡眠が取れないので、心身の疲労が蓄積していく
- エアーマットがない場合は毛布やタオルケット、レジャーシート、段ボールなどで代用できるが難点もある
- おすすめの防災用エアーマットは車中泊用や高断熱タイプ、足踏みで空気入れができるタイプなど
エアーマットは代用品でもいいですが、軽くて使いやすいものがあるので災害に備えて準備しておくといいですね。